おみくじとは?「吉」の運勢は中吉の上か下か?

お葬式のマナー・基礎知識
おみくじとは?「吉」の運勢は中吉の上か下か?
おみくじとは、神社やお寺で引ける吉凶占いです。おみくじの筒に入ったぜいちくと呼ばれる竹の棒を振り出して番号を確かめ、吉凶の書かれた紙をもらいます。運のいい順番から、大吉、吉、凶など、最大30種類以上あり、1年の運試しに初詣で引く人も多いです。引いたおみくじがどのくらい運のいいものか、豆知識と共にお伝えします。

おみくじの引きかたと種類

神社やお寺に行った際は、参拝後におみくじを引くようにしましょう。
おみくじの内容は様々ですが、生活の指針として、神社では和歌、お寺では漢詩が書かれていることが多いです。また、願い事、待ち人、失せもの、病気など生活全般における記述が見られます。

おみくじの内容は神様や仏さまからのお告げとなります。アドバイスをいただく気持ちで受け取ることで、現状の自分自身を見直すきっかけとなるでしょう。

吉凶の種類と運のいい順番

大吉や中吉など、おみくじの吉凶は30種類以上あります。神社やお寺によって種類も、運のいい順番も異なります。ここでは、主だった7種類を、幸運な順にご紹介します。
・大吉
・吉
・中吉
・小吉
・末吉
・末小吉
・凶
特に「吉」の扱いは社寺による違いが大きく、中吉や小吉よりも低い順番になることがあります。

(運のいい順番の例)
・大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶
・大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶

おみくじのルーツと有名みくじ

平安時代に比叡山にいた高僧の良源、亡くなってからの名「元三大師(がんざんだいし)」がおみくじの創始者として有名です。大師は鬼の姿になって疫病神を退散したともいわれています。

実際におみくじが流行したのは江戸時代で、神社系の流れをくむ和歌のおみくじは幕末から明治にかけて生まれたとされています。

また、基本は「吉凶をうらなう」ものですが、明治神宮では吉凶ではなく和歌のみが書かれています。日本の文化を愉しんでもらうためのもので、このように用途の違うおみくじもあります。
日本各地、寺社で異なるおみくじがあり、中には「大大吉」という、とてもご利益のありそうな種類もあります。大大吉を引けるところは、京都の伏見稲荷大社が有名ですが、神奈川の寒川神社、広島の草戸稲荷神社など、探せば身近な神社にもありそうですね。

おみくじは今と未来の橋渡し

おみくじには、今の自分への叱咤激励と、未来の自分へのアドバイスが綴られています。良し悪しどちらでも未来を前向きにとらえられる不思議な力のあるものです。故人やご先祖様に内容をご報告して、気持ちを新たにするのもよさそうですね。