愛知県のお葬式事情について

愛知 エリア別

愛知県におけるご葬儀費用の相場や、助成金の種類、地域独自の風習などの最新情報をご紹介します。

愛知県は「尾張」「名古屋」「知多」「西三河」「東三河」といったエリアごとに特色があり、風習やしきたりも異なります。


愛知県のご葬儀費用について

金額&こだわりは全国トップクラス

2017年 葬儀費用 平均

※日本消費者協会 第11回「葬儀についてのアンケート調査」(2017年)より

日本消費者協会の第11回「葬儀についてのアンケート調査」(2017年)によると、葬儀費用の全国平均額は195.7万円です。
中でも愛知県を含む中部エリアは、地域別のご葬儀費用平均額が最も高い約245万円でした。
冠婚葬祭の儀礼式を重んじる土地柄で、風習や葬儀のしきたりが色濃く残り、こだわりが強いことが伺えます。

実は、愛知は日本で最もお寺の数が多く、神社の数も全国で4番目に多い県です。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康をはじめとする、偉大な先人達に根強い敬意をもち、縁のあるお寺や神社が多いことにも、信心深さがあらわれているといえます。

ご葬儀費用の内訳を解説

ご葬儀で必要な費用項目は全国共通で、「葬儀一式の費用」「寺院費用」「飲食・接待費用」の3つに分類できます。
出費の内訳について、それぞれ詳しくみてみましょう。

【1】葬儀一式の費用

通夜 葬式 費用告別式 金額

「通夜式・告別式・火葬式」などを執り行うために発生する費用で、主に依頼した葬儀会社へ支払います。
(例)
・搬送手配や祭壇等の設営サービス
・ドライアイス、遺影写真、棺、骨壺などの必需品
・通夜や告別式の式場利用料
火葬場の利用料 ※

葬儀社によって内容は異なりますので、「何が含まれている/いない」のかトラブルを防ぐためにも、お見積りや契約内容をしっかりと確認することが重要です。費用の追加や変更がある場合は、契約内容の再作成を依頼しましょう。

火葬場へ直接支払う料金です。
愛知県には35の火葬場があります。公営火葬場は、管轄市町村での住民票有無によって利用料金が異なります。
詳しくは葬儀会社の担当者にお問い合わせください。

【2】寺院費用

寺院費用 お布施 御礼 経 寺 葬儀

宗教者にお渡しするお礼やお車代、お食事代などの諸費用で、宗教によって呼び名が変わります。
(例)
仏教:「お布施」「心づけ」「読経料」「戒名料」「御膳料」
神道:「御祭祀料」「御祈祷料」「御神饌料」「御榊料」「御礼」
キリスト教:「献金」「御ミサ料」「御礼」

菩提寺が無い場合は、紹介を受けられる葬儀会社もあります。予算やご希望内容について、相談してみるとよいでしょう。

【3】飲食・接待費

精進落とし 葬儀 葬式 食事 接待

通夜の際に親族や近親者のみでとる食事や、会葬者を招いて行われる「精進落とし」などの会食、香典に対するお返しとして用意する返礼品の準備にかかる費用です。
参列者の人数によって変動するため、葬儀会社に相談しながら臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

ちなみに、香典返しのお渡し方法はエリアごとに異なります。
尾張・名古屋エリアでは1人づつ感謝を伝えるため「後返し」、三河・知多エリアでは堅実で合理的な「即日返し」と分かれており、地域ならではの気風が反映されています。

該当する給付金はどちら?

愛知県でも他県と同様に、加入していた保険による給付金制度が利用できます。
故人様が加入されていた保険により、給付金の種類が異なります。それぞれ申請期限が限られていますので、早めに手続きを行いましょう。

「国民健康保険」加入者だった場合

国民健康保険の加入者が死亡した場合には、葬儀を行った人に「葬祭費」が支給されます。
申請は役所の「国民健康保険課」で、国民健康保険葬祭費支給申請書、国民健康保険証、印鑑などを持参して手続きをします。
市町村により異なりますが、愛知県では概ね5万円が支給されます。申請期限は「葬祭を行った日から2年」です。
主に自営業者や、75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度の場合も同様の給付金を受け取ることができます。

「社会保険」等の加入者だった場合

国保以外の社会保険や、共済組合等に加入されていた方が亡くなった場合は、埋葬を行った人に「埋葬料(埋葬費)」として5万円が支給されます。申請の際には、健康保険埋葬料請求書や健康保険証、死亡診断書のコピーなどが必要です。
こちらの申請期限は、上記の葬祭費よりも早く「亡くなられた日から2年間」となります。

愛知県のご葬儀における独自の風習

【愛知県全域】お悔やみの気持ちを伝える言葉

お悔やみ 挨拶 愛知

ご家族に対して「お寂しくなりまして」「お気の毒でございました」などの言葉をかける方が多いようです。
全国共通で使われる「ご愁傷様です」よりも、心をこめた哀悼の気持ちと労りが伝わるでしょう。

【愛知県全域】先火葬と後火葬

先火葬 後火葬 棺

大部分のエリアでは、葬儀後に火葬を行う「後火葬」ですが、山間部や海沿いの辺りでは「先火葬(式前火葬)」を行うところがあります。
先火葬を行った場合は、お骨を祭壇において行う「骨葬」が執り行われます。
最期にお顔をご覧になってお別れされたいようでしたら、お葬式の日程とあわせて、念のため火葬のタイミングもご確認なさってください。

【尾張】辛い「涙汁」の効能

涙汁 愛知 葬式

尾張地方では、精進落としの会食において「出立ちの膳」として「涙汁」という胡椒汁や唐辛子汁がふるまわれます。
故人に追悼の意を示すため、辛さで涙を出しやすくすると言われていますが、葬儀のあわただしさによる疲れをふきとばし、癒すためでもあるようです。
唐辛子汁の場合は、丸ごと1本の唐辛子をみじん切りにして汁の中に入れるなど、とても刺激が強いメニューです。

【尾張】香典と「淋し見舞い」

淋し見舞 愛知

県西部エリアでは、隣接する岐阜県と共通して「淋し見舞い(お寂し見舞)」の風習があります。
お菓子やお酒、缶詰、もしくは助六寿司などの飲食物を、香典とは別に渡し、通夜の後で語り合いながら食べたり飲んだりするものです。
最期のお見送りにあたって、故人をしのびながら、残されたご家族を元気づける想いがこめられています。

【名古屋】見送る側が身に着ける「白」

白 葬儀

戦前の名古屋市では親族は葬儀で白い服を着るのが一般的でした。
瀬戸地方には現在もこのしきたりが残っているエリアがあり、喪主は出棺の後に白装束で火葬場へ向かいます。喪主だけでなく、会葬者全員で白い三角布を頭に巻く場合もありました。
白い三角布は、仏教で宝冠と呼ばれるもので、魔除け・厄除けの意味があります。

【知多】棺にお菓子を入れる理由

お菓子 お供え

知多半島の辺りで、出棺前に柩にお菓子を入れる風習は「冥土に行く途中に邪魔する餓鬼へ、道をゆずってもらうためお菓子をあげる」ことの用意です。
故人様の好物だったものであれば、多めにお供えされるとご家族にも喜ばれることでしょう。

【西三河】焼香鉢に100円玉をお供え

焼香 お供え

碧南市から高浜市の辺りでは、通夜・葬儀ともに、焼香の際に100円玉をお供えする風習があります。
亡くなった人が「三途の川の渡し賃」に使うための説と、お香を使わせてもらった代金として置いておくという説があります。

【東三河】ワラを燃やす意味と想い

炎 煙

東三河周辺エリアでは、出棺時にワラを燃やして煙をあげる風習があります。
亡くなった方が家に帰れないように、そして真っ直ぐ成仏できるようにという願いをこめて行われるものです。

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