死ぬまでにしたいことリストの作り方。全力で人生を楽しもう

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死ぬまでにしたいことリストの作り方。全力で人生を楽しもう

この記事はこんな方におすすめです

死ぬまでにしたいことリストの作り方を知りたい
死ぬまでにしたいことリストの具体例を知りたい
心の中に閉じ込めていた夢や望みに向き合うきっかけをくれる、死ぬまでにしたいことリスト。思いつくままに書き出すのも良いですが、カテゴリごとに考えると本当にしたいことが見つかりやすいでしょう。この記事では、死ぬまでにしたいことリストを作る目的やメリット、詳しい作り方、「したいこと」の具体例と注意点を紹介します。

なぜ話題?死ぬまでにしたいことリストを作るメリット

まずは死ぬまでにしたいことリスト作りに取り組む目的やメリットを紹介します。ロバート・ハリス著の『人生の100のリスト』の発売とともに話題となった「死ぬまでにしたいことリスト」。死ぬまでにしたいことを考えて書き留めておくことで、人生によりハリが生まれるとして好評です。

生きる力が湧いてくる

自分がしたいことを考え始めると、前向きな気持ちになれて生きる力が湧いてきます。これまでフタをしていた自分の欲求や、自分でも気づいていなかった人生の目的などを発見するきっかけにもなるでしょう。日々の「やらなければいけないこと」ではなく「やりたいこと」に焦点をあてるのがポイントです。

自分の内面と向き合える

死ぬまでにしたいことリストを作る時間は、自分自身と向き合う時間です。自分が本当にしたいことを見つけるには、自分自身を深く理解して、自分の欲求を紐解いていく必要があります。自分への理解を深めて、心の中に閉まっていた夢や望みを見つけ出すのが大切です。
今は迷っていることがあるという人も、リストを書いているうちに自分の願いや夢・欲望などさまざまな感情が整理でき、解決の糸口が掴めるかもしれません。

人生がより充実する

作成した死ぬまでにしたいことリストを元に、ひとつずつ実現に向かって行動すれば、今後の人生がより充実します。一度きりの人生で後悔が残らないように、リストに自分の願いを書き留めておくのも目的のひとつ。自分の願いを明確にすることで、目標達成には何が必要か判断もしやすくなります。
また願うことは潜在意識を刺激し、無意識的にも願いを叶えやすい選択をすると言われています。「こうしておけばよかった」という後悔が減り、「楽しい人生だ」と実感できる機会が増えるでしょう。

死ぬまでにしたいことリストの作り方とコツ

続いて死ぬまでにしたいことリストの作り方とコツを紹介します。リストの書き方に決まりはありませんが、なかなかしたいことが思いつかないときは先にカテゴリを決めてから書いていくのがコツです。

①リストを何に書くかを決める

まず始めに、リストを何に書くか、媒体を決めます。例えばノートなどに手書きする、PCやスマートフォンに入力するなどの方法があります。
普段持ち歩きたい人は手帳、イラストなどを添えてオリジナリティを出したい人はサイズが大きめのノート、修正や更新を手軽におこないたい人はPCやスマートフォンでデータ管理するのがおすすめです。

②カテゴリを決める

媒体を決めたら、旅行・趣味・体験・学習といったカテゴリを書き出します。カテゴリに分けて考えると、より具体的に自分のしたいことをイメージしやすくなります。後から見返しやすくなるのも利点です。
なお、やりたいことがたくさんあるという人は、ひとまず思いついた欲求をひと通り書き出した後に、自分が整理しやすいようにカテゴリ分けするのがおすすめです。

③死ぬまでにしたいことを書き出す

ここまでの準備が終わったら、実際に自分がしたいことを思いつくままに書き出します。自分の自由な発想を大切にし、気負わず楽しみながら書くのがポイントです。些細なこと、簡単なものでも書き出しておけば、達成できたときにモチベーションアップにつながります。できればゆっくり考えられる時間と場所を確保すると、しっかり自分と向き合えます。
すぐにはしたいことが思いつかない場合も、後からどんどん足していけば大丈夫です。反対に興味がなくなった項目は削除しても構いません。時間が経てばしたいことは変わって当然なので、どんどん変更してブラッシュアップしていくのも大切です。悩んだら家族や友人・憧れの人の言葉を参考にするのも良いかもしれません。

【カテゴリ別】死ぬまでにしたいことの具体例

「死ぬまでにしたいこと」の例をカテゴリ別に紹介します。みんながリストにどんなことを書いているのか知りたい、自分の望みに気づくヒントがほしいという人は参考にしてください。

旅行

新しい出会いや経験を通して価値観を広げられる旅行。具体的な場所と、行く目的、さらには行きたい季節や時期を書くとより現実的に行動に移せるでしょう。
【旅行の例】
  • 北海道で「100万ドルの夜景」と言われる函館山からの夜景を見る
  • 着物を着て秋の京都を散策し和を感じる
  • 広島の宮島にある厳島神社の海に立つ鳥居を拝む
  • 沖縄の美しいビーチで海水浴をする
  • フランスのルーブル美術館で有名な絵画を見る
  • 夫婦で世界一周する

趣味

趣味を満喫すればストレスの発散になるだけではなく、楽しみながらスキルアップが目指せます。時間やお金が必要なものもあるので、じっくり計画を立てるのが実現するコツです。
【趣味の例】
  • ピアノを習って家族に披露する
  • 油絵を始めてコンクールに応募する
  • クラシックコンサートの鑑賞をする
  • 家庭菜園を作る
  • コーヒーセットを購入して毎朝淹れたてのコーヒーを味わう
  • 一眼レフカメラの使い方を学んで素敵な家族の思い出を残していく
老後にもおすすめの趣味は、こちらの記事で紹介しています。

体験

普段はしないがやってみたいこと、新たに挑戦してみたいことなどを考えてみると、今までと違った自分に出会えるかもしれません。
【体験の例】
  • 一人旅をする
  • スカイダイビングをする(体験は概ね65歳までの所が多い)
  • 登山をする
  • イルカと一緒に泳ぐ
  • 本を書く
  • おしゃれなカフェに行く
  • ケーキを手作りする
  • 子どもや孫と富士山が見えるキャンプ場に行く
  • トレーニングで健康な体づくりをする
  • 写経をする
  • 座禅をする
写経や座禅に挑戦してみたい方はこちらから▶写経座禅
50代からの人生をより楽しむための自分磨きについては、こちらの記事で紹介しています。

学習・仕事

働き方やお金に縛られない人生を送るため、自分の能力を存分に発揮できる目標を立てるのもおすすめです。
【学習・仕事の例】
  • パソコン教室に通って仕事の幅を増やす
  • 副業を始める
  • 経営を学んで自分の会社を作る
  • ハンドメイドのお店を開く
  • 簿記を勉強して資格を取る

人間関係

家族や友人・近所の人など周囲の人とどうなりたいか、何をしたいか考えるのも大事な人生の目標です。関わる中で何を大切にすべきかを忘れないことが、良好な関係を築くヒントです。
【人間関係の例】
  • 家族全員で旅行に行く
  • 自分の親に旅行をプレゼントする
  • 娘の結婚式に参列する
  • 孫の成長を見守る
  • 子どもが成人したら一緒にお酒を飲む
  • 新しい友だちを作る
  • 末長く今の関係が続くよう、仲良くしてくれる友だちを大切にする
  • 地域のイベントに積極的に参加してみる

「死ぬまでにしたいこと」を考えるときの注意点

最後に、死ぬまでにしたいことリストを書くときに注意したいことを紹介します。「死ぬまでにしたいこと」を考えるときは、難しく考えずに自分の気持ちに素直になるのが大事です。

実現できるかに縛られない

自分が本当にしたいことに気づくには、「無理かもしれない」と自分で制限をかけずに、思いついたままにリストアップするようにします。実現性にとらわれると、自分の気持ちにフタをすることにもなりかねません。「失敗するかもしれない」「お金や時間がない」などとできない理由を挙げて諦めるのではなく、「自分は何がしたいのか」を第一に考えてみてください。

人の意見に左右されすぎない

死ぬまでにしたいことリストには、あくまでも「自分が何をしたいか」「自分がどうなりたいか」を書くのが基本です。他の人の意見や言葉を参考にすると自分が気づかなかった気持ちを知るきっかけになりますが、反対に影響されすぎると自分の本来の望みから遠ざかってしまうおそれもあります。

素直な気持ちを死ぬまでにしたいことリストに書こう

今後の人生をより楽しみたい、そんな人に役立つのが死ぬまでにしたいことリスト。気負わず自分の素直な気持ちをと向き合えば、自ずとしたいことが見つかるでしょう。なかなか思いつかないときは、まずはカテゴリだけでも書き足してみると筆が進むかもしれません。どの年代の男性・女性にもおすすめなので、気になったら一度取り組んでみてはいかがでしょうか。