家のなかの小さなお寺!「仏壇」の基礎知識

かつては多くのご家庭に仏壇があり、家族揃って朝晩お参りしたものです。そのような慣習が薄れつつある今、住宅事情やインテリアに合わせて、モダンなデザインやミニタイプなど仏壇も様変わりしてきています。とはいえ、本来の仏壇の意味を無視するわけにはいきません。今回は、仏壇に関する基礎知識をご紹介します。

位牌だけじゃない! 仏壇のなかに安置するものは?

仏壇は、各宗派の本山の仏堂をそのまま小さくしたようなつくりになっています。最上段は「須弥檀(しゅみだん)」と呼ばれ、仏教の世界観において世界の中心にあるとされる、須弥山が語源とされています。須弥山とはそうした聖なる山のことですから、仏壇のなかの聖域である須弥檀に各宗派の象徴となるご本尊を安置するのです。そして、ご先祖様や故人様の位牌は、位牌はご本尊よりも目線が下に来るように配置します(浄土真宗では一般的に位牌を用いないとされています)。
ご本尊は宗派によって異なり、ご本尊を中央に両側に両脇侍(りょうわきじ)を祀ります。たとえば浄土宗の場合、ご本尊は阿弥陀如来となり、向かって左に法然上人、右に善導大師という配置になります。位牌は一つの場合、向かって右側に(真言宗は左)、複数ある場合は右から左に(真言宗は左から右に)、古い世代から順番に配置します。
そのほか、内陣(仏壇の内側)にお飾りする仏具も手配します。種類や飾り方は仏壇の大きさや宗派によってさまざまです。仏具のなかも「三具足」と呼ばれる「香炉」「花立」「火立」の三点はで宗派を問わず用意しましょう。「花立」と「火立」を一点ずつ足して、一対となれば「五具足」となり、主に法要などの正式な場で飾られます。

仏壇購入のタイミングは? 最適な安置場所とは

仏壇は、故人様の本位牌(塗りの位牌)を迎える四十九日法要に合わせて用意するのが一般的です。その際、ご本尊と共に開眼法要を行います。本位牌自体が注文してから2週間ほどの期間を要しますのでそれ以上の日数を考え、早目の手配が必要です。仏壇も、仏具店で故人様の宗教宗派と、仏壇を置く場所のサイズを伝え、本位牌と一緒に注文するとよいでしょう。設置場所の写真を見せるとスムーズです。なじみの仏具店がない場合は、葬儀社の担当に相談してみましょう。
仏壇の置く場所は湿気の少ない、風通しの良い部屋が最適です。家族が集まりやすい場所というのも重視しましょう。仏壇の方角に吉凶はないとされますが、直接日光が当たらないという点で仏壇の背を北側に、向きを南にするという考え方もあります。また、宗派の総本山や、西方浄土(極楽浄土)である西に向かって拝めるように安置する説も。同じ部屋に神棚がある場合は、向かい合わせにならないように配置します。

古い仏壇の処分は!? 新しい仏壇を迎えるのはおめでたいこと?

仏壇の購入時期として年忌法要やお彼岸を考える方もいらっしゃるでしょう。ご自宅の引越しや新築、改築など、仏壇を購入するのにご不幸の有無は関係ありません。むしろお祝い事となるため、ご本尊や位牌の開眼法要でお寺にお渡しするお礼は、紅白の水引を使います。
古い仏壇から新しい仏壇へと変えた場合は、まず古い仏壇の閉眼供養を行います。故人様の魂抜きをした仏壇はただの箱となり、粗大ごみとして処理するのも可能ですが、気持ちの良いものでもないでしょう。供養のあと、お寺や仏具店に引き取ってもらうのが良策です。

毛ばたきや筆でほこりを払ったり、やわらかい布で汚れをふき取ったりするなど、普段からこまめにお手入れをしておくと、仏壇をきれいに保てます。仏壇に関してご不明・ご不安な点がありましたら、家族葬のファミーユにおまかせください。

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