思い立ったが吉日! 手書き遺言書のススメ

いざ遺言書を書くとなると、躊躇する方は少なくありません。しかし、紙とペン、印鑑があれば法的効力のある遺言書を作成できるのです。ただし、書き方にも決まりがあり、それを満たしていないと無効になってしまう恐れがあります。今回は初めて遺言書にチャレンジする方のために気を付けたいポイントなどを中心に失敗しない書き方をご紹介します。

自筆遺言証書のメリット・デメリット

被相続人本人が全文を書く遺言書を「自筆遺言証書」といいます。公証人や証人が不要のため、いつでも作成・加筆修正でき、手数料などの費用がかからないことから、広く利用されています。また、遺言書の内容を秘密にしておきたい方にも適しています。
このようなメリットがある一方、プロのチェックが入らないため、要件不備で無効になってしまうデメリットもあります。加えて存在や内容が秘密にできる分、発見されづらく、せっかくの遺言が伝わらない場合も。さらに被相続人の死後、家庭裁判所の検認が必要となる手間もあります。
一長一短あるものの、ご家族をはじめとする相続人が遺産分割に悩まされず、手続きがスムーズになることを考えると、「自分の死後、家族には迷惑をかけたくない」という方には遺言書を残す意味は十分にあるでしょう。数ある遺言書のなかでも自筆遺言書は紙とペン、印鑑があれば作成できるため、手始めには最適です。ポイントや文例に沿って、下書きを作成するような感覚で始めてみましょう。

遺言書作成前に。あるといいモノ・コト

遺言書を作成する前に、「推定相続人」の確認をしましょう。推定相続人とは相続権があると想定される人のことで、相続が開始され、相続人が確定するまで「推定」期間となります。民法では被相続人の配偶者は常に相続人という規定があり、配偶者がいない場合は被相続人の子ども、父母・祖父母、兄弟姉妹という順番で優先されます。相続人以外の第三者、たとえば法律上婚姻関係にない内縁の配偶者や、介護をしてくれた子どもの配偶者などに財産を贈与したい場合は、遺言に記すことで譲ることができます(遺贈)。
また、預貯金、株式、保険と言った財産を一覧にした財産目録もあるとスムーズです。不動産財産がある場合はその登記簿謄本や固定資産の評価証明書を準備します。作成する前に、どの財産をだれにどのように分けるのか、ある程度決めておくとよいでしょう。

例文を参考に手書き遺言書にチャレンジ!

自筆遺言証書は全文、本人が手書きで作成しなければなりません。代筆、音声や映像による遺言は無効になります。どんな紙に何を使って書くかは自由ですが、偽造や改ざんを防ぐために鉛筆は避けたほうがよいでしょう。印鑑は認印でもよしとされていますが、こちらも不正防止として実印を使用しておけば間違いはありません。遺言書を封筒に入れる場合は、同じ印鑑でその封筒に封印をしておくと開けていない証明になります。
次に内容です。財産を受け取る人は「長男○山○郎(昭和○○年○月○日生)」というように、名前だけではなく続柄や生年月日も記入して確実に特定できるようにします。何を相続させるかも正確に記載することが大切です。不動産の場合は登記事項証明書の通りに記載し、預金を遺す場合は、銀行名、支店名、口座番号まで明記しておきましょう。作成日も「○○年○月」だけでなく、日付まで記載します。日付、署名、押印はどれが欠けても無効となりますので注意が必要です。
最後に例文をご紹介します。
---------------------------------------------------
遺言書

遺言者●●●●は、次の通り遺言する。
第1条 遺言者は、次の不動産を、妻●●●●(生年月日)に相続させる。
 1.所在 東京都港区●●町●丁目
  地番 ●番●
  地目 宅地
  地積 ●●平方メートル
 2.所在 千葉県船橋市●●町●丁目
  家屋番号 ●番●
  種類 居宅
  構造 木造瓦葺2階建
  床面積 1階●●平方メートル
      2階●●平方メートル
第2条 遺言者は、●●銀行に有する次の銀行預金を長男●●●●(生年月日)に相続させる。
 1.●●銀行▲▲支店 口座番号××××××
 2.○○銀行▲▲支店 口座番号××××××
第3条 遺言者は、この遺言の執行者に長男●●●●を指定する。

平成●年●月●日
千葉県船橋市●●町●丁目●番●
遺言者  ●●●● ㊞
---------------------------------------------------
遺言書に書かれていない財産は、遺産分割協議が必要になります。それが元で争いになることもあるので、遺言書に予め「本遺言に記載のないその他の財産一切を妻●●●●に相続させる」といった指定を入れておくといいでしょう。
遺言の内容を正確に執行してもらうため、遺言執行者を指名するのもおすすめです。信頼できる人に頼む他、弁護士や司法書士を指名することもできます。

自筆遺言証書は手軽に作成できますが、保管場所をどうするかが悩みどころでしょう。仏壇や貸金庫などの選択もありますが、確実な内容で確実に遂行したい場合は、公正証書遺言を検討してみるのも手です。家族葬のファミーユでは遺言書のアドバイスも可能です。フリーダイヤル・0120-774-8870120-110-321までお気軽にご相談ください。

\
まずは手軽に相談したい方
/
0120-788-8340120-110-321

24時間365日、専門スタッフが対応(無料)

  • ご相談いただいたとしても、ファミーユに決めていただく必要はございません
  • 無理な勧誘・執拗なご連絡はいたしません。
\
じっくり相談したい方
/ 家族葬 ご自宅やお近くの喫茶店等にお伺いしてお話する対面相談 ご自宅やお近くの喫茶店等にお伺いして
お話する対面相談がおすすめ