早すぎない!? 20代・30代からの終活とは

終活とは、自分の人生が終わるその時まで、悔いのない生き方ができるように準備することを言います。終活を始めてみると節目節目で、自分の人生を振り返ったり、何かやり残したことはないか考えたりする習慣がつきます。それは自分の人生と向き合うことであり、ご家族やご友人など周囲の方たちとのつながりの大切さに気づく好機となるでしょう。
過去や今の自分と向き合い、これからの人生を前向きに過ごすきっかけと考えれば、いつ始めてもよく、20代・30代でも早すぎるということはありません。

終活スタートは早すぎてもダメ?

終活といっても、何をすればいいのか、何から始めればよいのか、具体的には思い浮かばないかもしれません。20代・30代といった若い世代なら、なおさらです。
ただ、自分の老後や死後に焦点をあてて「不安に感じること」を考えたとき、ある人にとっては「保険」や「年金」、また別の人であれば「相続」や「遺言」など、人によってさまざまなポイントが浮き彫りとなるでしょう。「生前整理」「介護」「葬儀」「お墓」なども視野に入れると、生前から準備できることはたくさんあります。
「終活はいつ始めてもよい」と冒頭で申し上げましたが、当然ながら、年金受給者になってから「年金」のこと、認知症の症状が見られ始めてから「介護」について考えるのでは遅すぎます。生前整理も判断力や体力もあるうちなら、比較的楽に済むでしょう。「いつ始めてもよい」というのは、「遅くてもよい」というより「いつから始めても早すぎることはない」という意味合いが強いのです。

最初に用意するのはエンディングノート!?

終活の具体的なツールとしては、エンディングノートが代表的です。エンディングノートとは、もしものときに備えてご家族に伝えておきたいことや希望などを書くノートです。遺言書とは違って法的な効力はありませんが、かしこまった形式やルールがないので自分が感じたり、思ったりしたことを自由に書けるのが特徴です。その内容はさまざまですが、前述の「保険」「年金」「相続」「遺言」「生前整理」「介護」「葬儀」「お墓」といった項目は一通り網羅されています。
20代・30代だと、「相続」や「葬儀」、「お墓」などについては、具体的な希望が思い浮かばないものです。ただ、「保険」を見直す、将来「年金」はいくらもらえるか定期的に確認する、というような内容なら自分ゴトとして考えられるかもしれません。
特に、お金の不安はいつの時代も、どの年代にもつきもの。20代・30代ですと今の財産を整理するというより、お金を上手に管理する習慣を身につけるほうが先決といえます。現状のポートフォリオ(資産配分)を出して「見える化」するのも良いでしょう。20代・30代はいわば、将来エンディングノートを書くための素材を集める時期といえるのではないでしょうか。

エンディングノートは人生の記録。
ノートを書くメリットや書き方

親の終活も一緒に考える

「これまでの人生を振り返る」のも終活の一つです。20代・30代のスマホ・ネット世代は比較的、写真やSNSなどでこれまでの記録をたどりやすいでしょう。一緒に写真を撮ったり、メールを送ったりと、子から親へ積極的に働きかけることによって、親世代の終活も同時に行えます。親に終活の話をするのは直接的過ぎてはばかられますが、同じ時間を過ごす機会を意識的に増やすだけでもよいのです。やりとりをする回数が心の距離も縮め、これまで話せなかったような深い話や感謝の言葉を交わしやすくなるでしょう。離れて暮らすご家族同士なら特に、絆を深める最初の一歩として最適です。
また、ご家族の好きなもの、やりたいことなどに改めて注目してみると、意外な一面を発見して会話の幅も広がり、子世代も良い刺激になるかもしれません。いわゆる「おふくろの味」を習得するのも、おすすめです。

「シュウカツ」と聞くと、若い世代であれば「就活」を思い浮かべるでしょう。就活も終活も考え方次第で似たような点があるかもしれません。就活は就職したら終わり、と考える方もいらっしゃるでしょうが、仕事に就いたあとも希望をもって職を探した時の気持ちを忘れないように意識したいものです。終活であれば、例えば、一度エンディングノートを書いたら定期的に情報を刷新する習慣づけが必要となってきます。
活動は続けてこそ“活きる”もの。1人では持続が難しい、モチベーションが上がらない、という時は、家族葬のファミーユを頼りにしてください。来館相談された方には特製のエンディングノートを差し上げています。フリーダイヤル・0120-774-8870120-110-321でお気軽にご相談ください。

ご利用いただいた皆さまの声

ご葬儀をお手伝いさせていただいた方から寄せられたエピソードをご紹介いたします。

日々摘花(ひびてきか)
~まいにちを、たいせつに~

「日々摘花(ひびてきか)」は、様々な分野の第一線で活躍する方々に、大切な人との別れやその後の日々について自らの体験に基づいたヒントをいただくインタビュー記事です。

「厳父との“サシ飲み”」魚住りえさん

「厳父との“サシ飲み”」フリーアナウンサー 魚住りえさん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」脇屋友詞さん

「信じていなかった“易者の父の言葉”」中国料理の鉄人 脇屋友詞さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」瀬古利彦さん

「34歳の息子からの“最後の電話”」陸上競技指導者 瀬古利彦さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」上島光(広川ひかる)さん

「妻・上島光がメモした“竜ちゃん語録”」タレント 上島光(広川ひかる)さん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「父がくれた3つの言葉」歌手・エッセイスト アグネス・チャンさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「母・細木数子の“最大の財産”」占術家 細木かおりさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「最後の“おすそわけ”」タレント サヘル・ローズさん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「“おやすみ”は必ず笑顔で」タレント 麻木久仁子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「13年ぶりの“お化粧をした母の顔”」元プロボクサー 藤岡奈穂子さん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「母との最後の日々に続けた“発表会”」タレント 青木さやかさん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「湯船で聞いた“勤勉な父の苦労話”」弁護士 北村晴男さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「父の最後に捧げた“演技”」俳優 佐野史郎さん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「55年ぶんの伏線回収」プロデューサー おちまさとさん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「確かにそこにいた娘たち」俳優 赤井英和さん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「『なごり雪』の季節に旅立った夫」シンガーソングライター・イルカさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「亡き友の墓前で」 お笑い芸人 チャンカワイさん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「父は人とともに生きた“昭和の男”」タレント 山田邦子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「重過ぎた父の遺言」タレント 松本明子さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「下から2番目に生まれて」タレント・アーティスト(元大関)小錦八十吉さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「歌を愛した両親の“旅立ち”」日野美歌さん

「駅や空港から送り続けた、母への土産」北原照久さん

「駅や空港から送り続けた、母への土産」北原照久さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「心の中にいつもいた、海が好きな親父」宮本和知さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「カメラ越しに向き合った、認知症の母」ドキュメンタリー監督 信友直子さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「紙袋いっぱいの“祖父の孤独”」落語家 柳家花緑さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「“「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「戦地の兄から届いた、最初で最後の手紙」作家 志茂田景樹さん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「父の死に揺れた“家族のバランス”」タレント 梅宮アンナさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「僕の“終活”は熊との戦い」タレント 厚切りジェイソンさん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「父がくれた、何通もの手紙」友近さん

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合

「母を看取った賛美歌」 音楽伝道者 久米小百合(元・久保田早紀)さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「2度目のメダル獲得と父の大きな手」元プロマラソンランナー 有森裕子さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「『料理の神様』が手を差し伸べてくれた」 「オテル・ドゥ・ミクニ」オーナーシェフ 三國清三さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「唯一の心の師との、出会いと別れ」お天気キャスター 森田正光さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「父の死と、私の中の『死にたいさん』」タレント・エッセイスト 小島慶子さん

「“おもいで”が心にある限り」歌手小林幸子さん

「葬儀には、故人の人柄が表れる」  リポーター・ラジオパーソナリティー 東海林のり子さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「『白夜行』の中には、亡き父がいる」演出家・映画監督 平川雄一朗さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「その人の人生は、“心住期”に現れる」坂東眞理子さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

「亡き母を悲しませるようなことはすまいと誓った」テリー伊藤さん

通話無料

24時間365日、お気軽に相談ください
0120-774-8870120-881-353

通話無料

休日・深夜・早朝対応可
メールでのご相談はこちら
※ ご相談いただいても、当社に依頼いただく必要はございません。
※ 無理な勧誘・執拗なご連絡はいたしません。